体位変換

全身麻痺の場合寝返りをすることができません。同じ姿勢を続ける と関節が固まって次に動かす時に痛みが出たり、ベッドに接触している部位の血流が悪くなり床ずれになってしまいます。。
それを防止するには、まず栄養を十分摂ること。 時々風を通すこと。
定期的な体位変換をすることです。時間間隔は2〜3時間毎が理想的だそうです。私の場合、昼間は2時間毎、夜は3時間毎に行っています。

家内は体格が良すぎて重いので体重を支えるのが大変です。最初は力任せにやっていたために両肘と右手親指が腱鞘炎になり今だに痛みます。おかげで痛みから逃れるために力をできるだけ使わないような「こつ」を覚えました。
まず、体の下にあらかじめタオル(身長の3分の2くらいの長さの厚手のタオル)を敷いておきます。 このタオルは体をずらせたり傾けるのに利用します。時には担架の代わりにも使うので厚手の丈夫なものを使います。
体の下の入れる枕は市販の長枕(長さ1.5mくらい)を使っています。

1.体向枕を入れる側に体をスライド移動させます。
2.反対がわに体を預けるための枕をサイドレールに立てかけます。
3.体を横に向けたときに下敷きにならないように両手を腹の上に乗せます。
4.タオルを持ち上げてサイドレールに体を預けます。
 体を傾けるのは写真のサイドレール側から引き上げる一般的ですが、私は体向枕側のタオルを持ち上げています。 力で持ち上げるのは大変なのでベッドマットのクッションを利用して反動をつけてもちあげます。 (勢いがつきすぎると危ないので加減が大事です)
5.ゆっくりと体を元に戻す。

*予め体全体をべっどの1番上の方に上げておく。(ベッドを背上げしたときに楽な姿勢を取れるため)

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