車両改造

使用車両

遠距離移動する場合、車椅子に乗ったまま自動車に乗せて移動します。
使用車両は、三菱自動車デリカスペースギア4WDハイルーフロングです。
最近、いろいろ活動しているうちに、車椅子を利用している友人が増え、一緒に遊びに行く機会も増えました。
満理子と同じようにスロープを使って、クルマに乗ってもらうのですが、ウチのクルマは車高が高く、スロープの傾斜も急角度になるため、かなりの恐怖感を与えてしまいます。(満理子はあまり恐怖感がないので、平気でしたが・・・)
そこで、より安全にそして恐怖感を与えず楽にクルマに乗ってもらうために、リフトを取り付けることにしました。

 
改造前の乗せ方

昇降リフトの取り付け

施設の車椅子利用者のための送迎車両のように、昇降リフトがあれば安全に乗り降りできると思い、ネットでどのようなものがあるかを調べました。
幾つかの改造をしてくれる自動車業者が見つかり、メールなどでこちらの条件(使用車両、車椅子の形状、予算など)を問い合わせた結果、川崎市にある(有)荒木自動車さんにお世話になることにしました。 メールと電話で打ち合わせ、予算的にも納得できました。

取り付けるリフトが、車高の高いデリカに取り付くことと満理子の大きな車椅子を載せることができる和光工業(株)製のKシリーズのプラットフォームが140cmのものに決めました。 

注文して、製品が届くまで約2週間待ち、川崎の荒木自動車さんまで車両を持って行きました。 取り付け工事期間は3,4日程度ということです。
ウチの都合で、1週間後に引き取りに来ることにしました。 その間、ホーミーの福祉車両を代車としてお借りしました。

1週間後に、クルマを引き取り、早速、満理子を乗せてみました。
すると、リアゲートの跳ね上げ量が少なく、リフトを上げると、リフト床面とゲート最下部の間が
1010mmです。
通常の状態で満理子が車椅子の乗ると1350mm以上はほしいところです。 とりあえず、チルトとリクライニングを最大角度にすれば何とか乗れます。
しかし、雨の日や他の人のリクライニングしない車椅子は乗れません。

そこで、応急処置として、ゲートを支えるダンパースプリングの支持部に15mmのスペーサーを入れて固定しました。 そうすると、ゲート最端部で70mm上がり、高さが
1080mmとなりました。 それでも、写真のようにかなりきついです。
ダンパー支持部にスペーサーを挿入 頭が当たりそうです
そこで、三菱自動車に事情を直接問い合わせたところ、丁寧な回答をいただきました。
要するに、スペースギアの4WDは車高が高いため、通常のリアゲートの開口高だと、手が届かないことがあるので、2WDより低くしているそうです。 2WD用のダンパースプリングに交換すれば、14cmゲート端部で上がるという回答をもらいました。 2WD用の部品番号も教えてもらったので早速注文し、交換しました。
ダンパー交換前 交換後
この状態で、満理子を乗せてみたところ、ある程度リクライニングさせれば頭が当たることもありません。
他の方の車椅子でも試してみたら、プラットフォームのできるだけ前に乗れば、ゲートの最も低いところを避けられるので、頭があたることはありませんでした。
格納時 上昇時 下降時


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