車椅子No.2
(最終型改造へ)

メーカー :ノルウェー ALU REHAB AS社
日本代理店:原田産業(株)
形式 : Netti3

価格 : ¥380,000(本体) + オプション + 電動ユニット取り付け改造
市からの補助で購入。自己負担¥0. 導入方法については別項に掲載

長所 : クッションが良く、人間工学にもとづいて設計されたシート形状と
チルト/リクライニング機構により長時間の使用に耐えられる。
また、各パーツの位置、形状などの微調整が出来、体形に合った理想的な座り心地が実現できる。
右の写真は、バックレストを後ろから見たもので、5本のベルトの調整で沈み込みを変えられる。
その他に、ヘッドレストの角度、高さを無段階に、アームレストの高さ、バックレストとシート位置、レッグサポートの高さ等を調整できる。

短所 :自動車に載せて移動する時に、揺れが若干多く、乗り物酔いになる恐れがある。
    また、体重を支持するのに強度的に不安があるために現在メーカーに問い合わせ中。
     解決策として右の写真のようにバックレストを上下、左右からロープで引っ張って固定し、動かないようにすれば問題はないように思われる。

オプション、改造 : ヘッドレスト、アームレスト、シートベルト、ヤマハの電動ユニット取り付け等。
    各部で細かい調整が可能なため、使用上の改造は必要はなく、各自でベストのポジションを探すことになる。     しかし、自由度が多すぎるために妥協点がなかなか見つからないのが有りがたい欠点にはなっている。

改造個所:

1.アームレスト・・左の片麻痺用のアームレスと最後部にウレタン片を貼りつけた。
        フルにチルトとリクライニングさせると腕が滑り落ちてしまうのでそれを止めるため。
2.ヘッドレスト・・枕の両端にウレタンを貼りつけ厚くした。
       斜頚で首が右に傾くのを強制的に挟むようにしてホールドするため。
3.ブレーキ・・L型のレバーを製作し元のものと交換し、足でロックと解除をできるようにした。
       電動ユニットを取りつけたためにブレーキレバーとフレームが干渉するので
       ブレーキを上下を逆に取りつけたために手でロックしにくい。

↓番号をクリックしてください

@ヘッドレスト (オプション)
自力でクビの位置を保持できないためにヘッドレストが必要です。
その上に、緊張するとクビが右へ直角に曲がってしまう(片麻痺のせい?)ために右側を支えておかなくてはなりません。 前の車椅子では、枕を特注し、右側に高い壁を作って支えていましたが、Netti3ではねじを緩めるだけで角度が自由に変わり両側が高くなっているヘッドレストがオプション設定されていましたので、それを付けることにしました。

Aシートベルト(オプション)
座位を保持できないために、自動車に乗って移動する時に、急ブレーキをかけたり、前に傾いた時に、前のめりにならないようにシートベルトを取りつけました。
数種類のオプションのうち、自動車についているような4点式のベルトを選び、安全を確保しました。

Bアームレスト(オプション)
左半身は麻痺しているために、左腕は動きません。素材が硬いアームレストに同じ姿勢で載せていると痣が出来る時があります。 また、アームレストからずり落ちて、腕がブランと下がってしまう時もあります(亜脱臼があるので抜けてしまう)
そこで、片麻痺用のアームレストを取りつけました。 柔らかいウレタンでU字に加工をし、腕が落ちないようになっています。

C電動ユニット(ヤマハJW-1) 取り付け(改造)
電動ユニット自体の詳細は車椅子1を参照してください。
国産の標準型には、無改造でタイヤを交換するだけで取り付けることが出来るんですが、Netti3はワンタッチでタイヤを取り外せる機構になっており、JW1はそのままでは取りつきません。 その上に、モーターやバッテリーがフレームと干渉するために、取りつけ位置も、標準位置では無理でした。
今回、この取りつけ改造にあたり、県から補助が出たことでいろいろ試すことが出来たために、理想的な取りつけ改造をすることが出来ました。
干渉する部分をオフセットするために、フレームから約10cm後方に取りつけられるような治具を制作し
そこに、ワッシャを約5cmはさんで取りつけたところ、車幅もあまり広がらず、干渉も解決して取りつけられました。
ホールベースが長くなって、リクライニング時の安定性も増しました。

改造の詳細に付いては管理人までメールでお問い合わせ下さい。

DPSBポータブルスプリングバランサー取り付け
長い間の寝たきりと意識障害によって、ほとんど手を動かさなかったために筋力が弱ってしまったので、現在リハビリなどの可動域訓練はPSBという補装具を使って行っている。 車椅子に乗った状態でも訓練を行うのでPSDを取りつけるための治具をグリップの所に取り付けた

(最終型改造へ)

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