車椅子

メーカー : ベースは 日進医療器(株)
形式 : 採寸して特別注文

価格 : ¥?(市からの補助で購入。自己負担¥0.−)
長所 : 頑丈、製作時に形状などを要求できる。
短所 : シートが硬く全体的に人間工学的に作られていないと思われ、座り心地が悪い。
___仮の移動機具としてはいいのかもしれないが長時間の使用はつらい。
改造 : 制作当初は知識が無く業者の言いなりで作ったため実際使うようになっていろんな不便さを感じたため、市役所に相談して修理の名目でいくつかの改造を行った。 その中の主な9点を取り上げて説明します。

.番号をクリックしてください

@電動ユニット(ヤマハJW-1) 取り付け
電動ユニットに関しては市の補助はありません(障害者本人が車椅子を運転する場合は補助がある)ユニットの取り付けは本来リクライニングの車椅子に取り付ける仕様になっていないためメーカーでは断られました。
そこで、近くのヤマハの代理店をやっている介護機器の販売店で相談したところ、メーカーの保証はつかないがそれでよければ改造してくれるというのでお願いしました。
実際に取りつける際になって業者の方と相談しながら、現物あわせでパーツに当たって取りつかないところは削り、干渉するところにはスぺーサーを入れたりして苦労して取り付けました。
結果は良好で家内の親でも上り坂を楽々と押せるようになりました。
また、自動車に乗る時スロープを利用しているのですが、押し上げるのも楽になりました。

A電動と手動の切替えクラッチ
レバーを入れることでモーターと車輪が接続される。

B電動ユニットのコントローラー
介助者仕様のため手押しハンドル部だけにコントローラーがある。

C手元スイッチ
手押しレバーの位置が低いため標準位置だと腰が痛くなるため、通常手で押す位置にスイッチを増設した。
スイッチはチャイム用の押しボタンスイッチをパイプに固定し、コントローラーの前進スイッチの接点にケーブルを半田付けし、パイプに沿ってケーブルをはわせて押しボタンスイッチの接点に配線した。
使い勝手は良好で自然な姿勢でボタン操作ができるようになった。ちょっと美観に問題はあるが。

Dマクラ
標準でついていたマクラはウレタンを凹型に整形したものにカバーをしたものだった。
大きな問題はなかったが、緊張で首が右に斜頚する時、強い力で押すためにマクラを乗り越えて首が曲ってしまうため右側の山を高くした型の枕を新たに作ってもらった。これによって首を矯正することができるようになった。

Eシートベルト
自分で座位を保持することができないためクルマで移動する時などに固定するためにシートベルトをたすき掛けに取り付けました。
また、首が右に傾いた時、マクラで支えるためにからだが逆の左方向に寄ってしまいます。
それを押さえるために左側のシートベルトに厚さ5cmほどのウレタンをつけてもらい、左脇の下で体を支えるようにしました。
それによって、体がまっすぐな状態で座れるようになりました。

F肘掛け
体を動かすことができないために、肘を肘掛けに乗せるとその姿勢を保ってしまいます。
そうすると標準の肘掛けのクッションが薄かったため赤く型がついて痛くなりました。
それで、クッションのウレタンの厚みを厚く(5cmほど)にすると改善されました。

G座布団
標準についていた座布団の上にムートンのクルマ用のシートカバーをつけました。
ムートンは床ずれ防止に効果がある上に夏場でも蒸れないし、簡単な汚れなら拭くだけでとれます。
また、冬は足元の後ろから吹く風を防いで防寒になります。 (前は毛布をかけたりして防寒できる)

Hリクライニングレバー位置変更
電動ユニットを取り付けたために同用のブレーキレバーと干渉しないようにリクライニングのレバーの角度を変更しました。

inserted by FC2 system