介護のコツ

 今まで妻を介護して得られた介護の方法やコツ、うちで使っている介護機器についてここに記していきます。

あくまでも妻の病状や性格にあわせた方法なのですべての障害を持っている方に当てはまるわけではないのですが、参考にして応用していただければ幸いです。 教科書には書かれていないようなこともあるかもしれません。

基本的には患者の立場になって考えること。できることは自分で体験してみることです。自分がつらいことは患者もきっとつらいと思います。
また、何かアクションする前に頭でシミュレーションしてみて段取りを決めてから
ゆっくりと落ち着いて行動すること。 私も患者を抱えている途中でどうにもならなくなったことがあります。

参考のために妻、満理子の現在の症状を簡単に説明をしておきます。
まず、
運動機能は自分では何もすることができず全介助が必要です。
出血の刺激で脳の1部の血流が止まり脳梗塞が併発しました。その部分が壊れて左半身は直る見込みがありません。 右半身はまだ希望があるのですが長い間の寝たきりと、意識レベルが低いため今現在はほとんど動きません。 最近の意識レベル向上に伴い右手が少し意識的に動くようになってきました。
座位をとることもできないので車椅子はハイバックのリクライニング式でシートベルトで固定します。
首が半身麻痺のせいか右に斜頚します。 リラックスしている時はまだマシですが、緊張すると直角に曲ってしまうので壁を作って矯正しています。

意識レベルはリハビリや家族との接触でずいぶん良くなりました。 会話はかなりスムーズにできます。
記憶力はかなり悪く、10分前に食事を摂ったことも忘れてしまいます。しかし、インパクトのあることは結構覚えるようになってきました。 問題は自分から痛みや痒み、要求等を周りの人に訴えることができません。 介護者が彼女の様子を見て察してあげるか聞いてやらないといけません。
何かのきっかけで急激な意識レベルの向上でリハビリによる運動機能の回復にも大きな期待が持てるようになってきました。

日常に介護する項目は左表のようなものだと思いますが、気がついたら随時項目を増やしていきたいと思います。 又、読まれた方が 「こういう方法もあるよ」 と思われたらメールで投稿して下さい。 投稿者のアイデアとしてこの章に掲載したいと思います。


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在宅介護方法についてのホームページがありますのでそちらも参考になります。

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