移動その2(ベッド⇔車いす)

慢性の腰痛のため、抱えたり、中腰になるのが少しつらくなってきました。
O/Tの先生に相談したところ、ベッド⇔車椅子の移動で腰に負担のかからない方法を教えていただいたので、その方法をお伝えします。
ちょっと、わかりにくく写真や文章でどのくらい伝わるかわかりません。ご不明な点はメールでお問い合わせ下さい。

  
 @                   A                  B

@患者をベッドに座らせ、その右側にスライドシートを敷きます。 その時に注意することはエアーマットやウォーターマットを敷いているとあまり前座らせるとずり落ちてしまいます。
車椅子を患者の左側、できるだけ近くに引き寄せブレーキをかけておきます。

A介護者が患者の右側のスライドシートの上に座ります。 そして、患者の右足を介護者の左足の上に出きるだけ深く乗せます。ここがポイントです。写真Aの矢印。

B患者の両手を介護者の右足に置かせます。 その時、患者は前屈姿勢になりますので、体が硬いと痛いかもしれません。 うちの場合、移動の前に座った状態(@の時)に少し前屈運動(前に倒す)をして慣らせます。

 
   C                    D

C介護者は右手を患者の左わきの下に、左手を患者のお尻に(理想的には患者に腰ベルトをしてベルトを持った方がしっかり持てる)当てます。
そして、お尻を持ち上げるようにして、患者を前に倒します。 そうすると、患者の全体重は介護者の左足にかかり、患者は浮いた状態になりますが力はほとんど必要ありません。

D患者が浮いた状態で、介護者はスライドシートを利用して車椅子側の左へお尻を滑らせて移動します。
お尻が車椅子の座部にきたらできるだけ奥へそっとおろします。

その後、背中をもたれさせ、足を足置きに乗せ、患者の体を右、左に体重を移動し、お尻が浮いた方を少しづつ車椅子の奥へずらせて、良い姿勢にします。

車椅子からベッドへの移動は上記の逆になります。

@あらかじめ、車椅子の前の方にお尻をずらせて、患者の右足を介護者の左足の上に置き、
前屈させて患者の両手を介護者の右足の上に置かせます。

A写真Dのようにしてお尻を浮かせて写真Cまで介護者がスライド移動し、ベッドの座らせます。

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