たんぽぽスポーツ

平成15年6月20日

取手市で活動しているNPO法人たんぽぽでは、月に一回、障害のある人たちを集めて、市役所の体育館で、楽しみながら、スポーツをする集いを開催しています。
たんぽぽは先日私がお手伝いをした、障害者のスポーツ大会を運営しているところで、他にも音楽活動やパソコン指導など幅広く障害者のために活動をしています。
さて、先日のスポーツ大会には満里子を連れて行かなかったことを後悔したので、この集いに参加させました。
ボッチャというゲームなら、ひょっとしたら、満理子にもできそうなので、この日はそれを楽しみに参加したのです。

18時に体育館に到着、もう顔見知りの人たちが何人かみえてました。
しばらくすると、ぼちぼちと集まり、ボランティアの人を含めて、30人近くになったでしょうか?
さっそく、インストラクターの方の指導で準備体操です。
最初はゆっくりしたリズムの音楽に合わせて、ウオーミングアップです。
満理子の手足などを動かしながら、私も、体操をしました。
だんだん、早いリズムになっていき、私は、だんだんついていけなくなっていきました。 これは、やばい。
満理子の準備体操をしてやる振りをして、適当にさぼってしまいました。
次回参加までに、少し体を鍛えておかなくっちゃ。

汗だくになって、身体をほぐした(私にとっては、もうメインの運動)のち、早速、ボッチャを始めました。
赤チームと青チームに分かれて、ゲーム開始です。
満理子は、ボールを投げることができないので、雨樋を使ったレールの上にボールを落として、その勢いで的を狙います。
ボールを持たせて、レールの上に置きレールを的の方に向けて、ボールを手から放すのですが、握ることはできるのですが、放すことがとても難しいのです。
訪問リハビリでは持ったモノを放すことがずいぶん上手になってきたのですが、やはりギャラリーが多いと緊張が激しくなるのか、なかなか放せません。  みんなが「がんばれ!」と応援してくれるのですがますます緊張してます。
それでも、他の方達は根気よく待ってくれます。 こういうところが、いいですね。 
でも、あまり、待たせても先に進まないので、ばれないように、私が手助けしました。
だいたい、様子がわかったので、次回までには、満里子専用ボッチャボールスターターを製作するつもりです。
アイデア通りにいけば、満理子にもゲームに参加でき、楽しむことができるかも知れません。
ボッチャを3ゲームほどした後、今度は、ストラックアウトで楽しみました。
満理子はさすがにボールを投げることはできないので、観戦してました。
そこへ、お台場でマジックを披露してくれたシゲさんが満理子のために、マジックを満理子の目の前でやってくれました。
鮮やかな手つきで、どうやったのかタネは私にはわかりません。 満理子は冷静なリアクションで、大喝采を期待していたシゲさんはガックリして申し訳なかったです。

ここに参加した人たちとイッパイおしゃべりもできて、楽しくて、そして、また満理子の可能性が見いだせたひとときになりました。
昨年から始めた満理子の茶道教室によって、初めて能動的な行為をすることができました。
今回のボッチャ初体験では、ゲームのルールを理解することや駆け引きなどの思考力と、目的を持って活動し、みんなと一緒に楽しむことができるようになると思いました。
今回は、その可能性がみえたことが大きな収穫です。 次回は秘密兵器を使って積極的に参加したいと思います。

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