里帰り

平成14年8月21日

1年ぶりに、大阪の実家に帰ることにしました。
今回は、2泊三日と駆け足となるため、満理子には留守番をしてもらうことにしました。
発病以来8年目にして、初めて満理子をショートステイに預け、完全にお任せ状態で出かけたのです。
満理子は会話は出来るものの、要求や判断などの意思表示が出来ないため、デイサービスでは何度か誤解による失敗があったためショートステイには不安があったのです。
でも、今後お互いのために、こういう機会もあるかと思い、思い切って実行することにしました。

朝九時に病院のベッドに寝かせ、病棟の担当看護婦と婦長さんに細かい指示とお願いを言い、介護のコツと注意事項を書いた手紙を渡し、満理子を病院に託しました。
留守中は、満理子の両親と、訪問看護婦などがときどき満理子を見に来てくれます。
Tさんは、満理子の様子をメールで教えてくれました。 
それらの方たちのおかげで、不安も半減し、旅行を楽しむことが出来ました。

さて、病院を後にして、14時の新幹線「のぞみ」(500系)で、娘と息子とともに東京駅を発ちました。
9年ぶりくらいの新幹線です。 その間にのぞみが運行し、大阪まで2時間半でいけるようになったんですね。
16時半に新大阪着。 ホームには姉が出迎えてくれた。
子供たちを姉に任せ、私はそのまま、ネット仲間の母さんちへ直行する。

母さんには、ちょうど1年前、私たち家族が大阪まで帰ったときに歓迎オフ会を開催していただいたのですが、奇しくも台風の直撃に会い、2次会にいけず中途半端に終わってしまったのです。
その続きを今日やっていただくことになっているんです。
最寄の駅に到着すると、母さんが迎えに来てくれ、まずは家の方にお邪魔をしました。 
さっそく、初孫を拝ませていただきました。 母さん、mayoちゃん、赤ちゃん、みんなおんなじ顔でした。 これなら、すぐに親子関係だとわかります。
そして、待望のたこ焼きパーティーが始まりました。 すでに到着していたクロちゃんとちーすけさん、そして間もなくお帰りになったお父さん、そしてテキヤに成り代わった翔くん夫婦とわいわい飲んで食って楽しみました。
お腹がいっぱいになったところで、例のマスターの店に場所を変え、そこで、きてぃちゃんとタケちゃんと合流しました。
たっぷりとおしゃべりをし、さんざん飲み、女性軍の攻撃に耐え、楽しいひと時を過ごしました。
またの再会を約束し、11時頃にお開きとしました。(写真は母さんから無断拝借)
母さんはじめ、皆さんどうもありがとうございました。

平成14年8月22日

昨日のオフ会での酒が抜けきっていない状態で、今日は京都迄行くことになりました。
娘は姉の子供たちとアウトレットの店にショッピングに行きます。
京都へは、私と息子、母と母の介護者、そして姉と行くことにしました。

阪急京都線で嵐山に着きました。 平日の夏ということで、観光客もまばらです。
まず、天竜寺に向かいました。 ここは、息子が小さい時に連れてきた時、庭に踏み入れて荒らしてしまったのです。 息子がそのお詫びをしたいと言うことでまず訪れたのです。

 

京都の夏とは思えない涼しい日で、庭を眺めながら、しばしのんびりとしました。 歴史を専攻している息子は京都には少し興味を持っています。 その後、天皇に関係しているところ(私はわかりません)を見て、 嵯峨野を経て、野宮神社、落柿舎、常寂光寺を散策しました。 普段運動不足の私には、ちょっときつかったです。 弱っているはずの母の方がしっかりしていました。

今日は、姉の会社の京都寮に泊まることになっていて、まず、そこへチェックインしました。 一休みして、姉の旦那と合流し夜の京都へ繰り出しました。
先斗町の洋風居酒屋でおいしい食事ができ、命の洗濯が出来たようです。 ほんとにおいしかった!

平成14年8月23日

私は朝一足先に一人で、広島に向かいました。
広島のF市にやはりネット仲間のkyokoさんが居るんです。 市原オフ会で初めてお会いし、その後、ネット上で親しくしていただき、大阪オフ会で再会をしました。
いつも、一人遠いところから来ていただくので、たまには行ってご主人の顔を見ようと、少し足を伸ばしてみたのです。
お昼前に、kyokoさんちに到着。 ご主人にごあいさつしました。 思っていた以上にお元気で、ニコニコと歓迎してくださいました。
kyoko家名物のキムチなべを肴に早速飲み始めました。 
大阪駅で子供たちと5時に待ち合わせをしているため4時間ほどしか滞在できません。 話すことがイッパイあるのですが、とても語りつくせません。
パソコンの話や、介護のこと、住宅改修の計画などを話し合いましたが、あっという間にお暇する時間になってしまいました。
都合がつけば、また来ることを約束し、後ろ髪を引かれながら帰路に着きました。

大阪で子供たちと落ち合い、我家に向かい10時半頃に到着し、ぐったりしました。
とても短い旅でしたが、非常に中身の濃い有意義な旅行になりました。

歓迎してくれた、大阪お茶会のメンバー、我家に帰ってきたような雰囲気にしてくれたkyokoさんどうもありがとうございました。
私の大阪の家族もいろいろ気遣いしてくれました。ありがとう。
そして、安心して旅立つことが出来たのは、入院している満理子を見守ってくれた訪問看護婦さんなどのおかげです。 本当にありがとうございました。

 

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