福祉まつり

平成15年8月17日

私が所属しているNPOが我が地元で福祉まつりを開催することになりました。
介護保険が施行されて以来、いろんな新しい福祉機器が開発されていますが、実際に手に取ってみる機会はあまりありません。
そこで、在宅介護に関わる方達に、できるだけ新しくまた便利で珍しい福祉機器と住宅改修の実際を紹介することを主旨とした、イベントを計画したのです。
また、東京都ではすでにシステム化されてている福祉サービス第3者評価の講演もやることになりました。

地元の社会福祉協議会の後援も得て、満理子に関わってくれているたくさんの方の協力もあって、イベント開催の準備は順調に進みました。
市の広報や読売新聞にも開催のお知らせが掲載されました。
協賛してくれる各社とも、打ち合わせはスムーズに進み、展示する品物も開催日1週間前にはめどが付きました。

あとは、連日降り続いている雨がやんでくれることを祈るだけです。

当日の朝は、やはり気になって4時に目が覚めてしまいました。
お天気の衛星画像を見ると、強い雨雲は無くなっていたので、たぶん雨は降ってもたいしたことはないのは予想できました。

社協から借りた送迎用の福祉車両にぎっしりと荷物を積み込み、息子と8時に出発。 満理子はお昼までは留守番です。
到着すると、もう、住宅改修の担当は大がかりな展示を組み立てているところでした。 
屋内の福祉用具の展示と講演会場の準備も着々と進み、予定の開場時間までに完了しました。
準備を終え、私は、福祉車両で車いすの方をお迎えに行きました。
お盆とお天気の影響で、あまり客足は期待できなかったのですが、開場と同時にぼつぼつと、来場者が来始めました。
今回、使用させていただいた施設は高齢者向けの入浴設備もあり、お年寄りの憩いの場にもなっています。
お風呂に入りがてら、寄ってくださった方もたくさん居ました。
福祉用具は、珍しい介護ベッドや、魔法のように綺麗になる身体清浄器など面白いものに人気がありました。
屋外では、本物のユニットバスを持ち込み、風呂場の改修例や段差解消、入浴用品やトイレ機器などを展示しました。
そして、ピエロによる風船芸には子供達が群がっていました。

展示品の中には取り扱っている会社の方も来ていて、お客さんに詳しい説明をしています。
私も、聞かれたことにはできるでけわかりやすく説明をしますが、慣れないこと故、どれだけ伝わったか不安です。
でも、来られた方のほとんどは、展示してある品物すべてに興味を持ってくれたようです。

歴史も浅く、知名度のない団体での初めてのイベントなので、どれだけの方が来てくれるかとても不安でしたが、予想以上の盛況で、約250人の来場者と40人程度の講演受講者が来てくれ、ホッとした次第です。

イベントを終え、片づけを済まし、家に帰って荷物を下ろして、最後までつきあってくれたあいちゃんと乾杯したら、なんだか力が抜けてしまいました。
自分で思っていた以上に、緊張していたのかも知れません。 あまり、緊張しない方なんですが・・・

今回のイベントでは、たくさんの方の協力を得、応援してくれたことがとてもうれしく、私の大きな財産になったと思っています。
ほんとうに、本当にありがとうございました。
来年もまた、開催したいと思えることが本当にうれしく思いました。


   

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