満理子の世界

平成12年6月12日
普段、満理子はベッドにいます。 家の中ではほとんど車椅子には乗りません。
だから、できるだけ退屈しないように、また、脳への刺激のためにも居間にベッドを置いてあります。
真っ正面にテレビとCDコンポが有り、話し相手が無い時は常にどちらかが点いています。
食事の時は子供達はベッドの前で食べます。 夕食後は2時間ほどは一緒にテレビを見たりしてワイワイガヤガヤやっています。
おしゃべり好きの満理子はこの時間が一番楽しそうです。


満理子のベッドからの目線

最初は会話はできたのですが自分からしゃべったり訴えたりすることができませんでした。
しかし、最近ではテレビを見てその感想を言ったり、子供どうしの会話に割り込んだりします。娘との掛け合いは漫才のようです。
声もずいぶん大きくなり十分聞き取れるくらいになりました。 以前は外で井戸端会議をしていても家の中まで満理子の声が聞こえるくらい大声でした。
テレビ番組で好きなのは衝撃映像(世界まる見え!)です。 あとはお笑いとスポーツ、音楽番組ですね。
ドラマは推理サスペンスが好きです。
どうしてもワンパターンになりがちな寝たきり生活なので、家族との会話や、テレビ、音楽などで変化をつけるようにしています。

平成12年6月18日 PONさん直伝の天婦羅

満理子は天婦羅が大好物です。 何を食べたい?って聞いたら、だいたい、天婦羅かかんぴょう巻き(淋しい好み)と言います。
以前、一度だけ天婦羅を揚げたことがあるのですが失敗したので、それ以来やってませんでした。
PONさんに天婦羅のことをメールで話したら、秘伝を教えてもらいました。
早速、レシピを見てチャレンジしたところ、見た目もなかなかの掻揚げが揚りました。
かりっと揚って食感っも良し。満理子も喜んで食べてくれました。
娘も「成功じゃん!」と言ってくれたので、胸を張ってしまいました。
中でもたまねぎと紅生姜、干し海老の天婦羅はビールにあっていけました。


平成12年7月9日  今日は餃子

私の料理のレパートリーの中で子供達が喜んで食べてくれる数少ないメニューの一つに餃子が有ります。
準備に少し時間がかかるので、月に1度くらいの割合で作ります。
一般の餃子と違い、さだぼんスペシャルです。 肉主体で野菜少な目、ほとんどハンバーグの包み焼きという感じです。
いつも焼きと揚げの2種類やります。 揚げの方がカリっとしてビールにはぴったりです。(いつもビールが主役)
娘と二人で作る時は、いつも1個だけびっくり餃子を作って、楽しみます。中に入れるものは具に唐辛子やワサビ、砂糖、飴などを混ぜて、それを食べたら大当たりということです。 早めに出てしまえば良いのですが、なかなか出ないとビクビクしながら食べて味わうこともできません。 悪趣味な食事です。

一応、さだぼんスペシャルの中に入れる具の材料を紹介しますと

それらを混ぜて、味付けする。
餃子の皮に包んで焼くか揚げる。 おしまい。

inserted by FC2 system