裕子・成人式

平成14年1月14日


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娘の裕子が成人式を迎えた。
満理子が発病した時は、中学1年の2学期でした。 あれから8年経ちました。
小さいときの印象より、やはり、私が面と向かって裕子と対した、この8年間の印象が強いです。
8年のうち、6年間は戦いだったかもしれません。
それは、親と子の戦いではなく、二人の人生の戦いでした。

発病後、すぐに、裕子がキンキキッズのコンサートへ友達といった時、その後姿を見て、友達はきれいな服を着ておしゃれをしていましたが、
母親が倒れていた裕子は髪の毛ボサボサでよれよれの洋服でした。
なんとか、母親が居るのと同じ様な生活をさせようと思ってはいましたが、やはり無理な話で、とても不憫な思いをさせました。
それから、中学・高校と「独り言・子育て」に書いてあるようないろんな問題がありました。
高校を自主退学し、働きながら通信制高校を受講し、なんとか4年かかって卒業できました。 その間、寒い冬もバイクに乗って仕事に行っていたのを思い出すと、自分で選んだ道とは言え、可哀想なことをしたと思います。

かなりすさんだ時期はありましたが、今ではそれも、いい経験として、良かったと思います。 結果的に曲がった人間にならなかったことが、とてもうれしいことです。
そして、今日、成人式を迎えたのです。

朝5時に起こして、7時に美容院に送っていきました。
今日の段取りは、すべて自分でやっていました。 仕事が化粧品関係ということもあり、その方面の知り合いが居て、いろいろアドバイスを受けたようです。
式は、取手市の市民会館で11時から行われ、一部の地域であったような騒ぎもなく、午後1時に終わったそうです。 そして、満理子の実家へ行き祖父と祖母に大人の裕子を見てもらいました。 
それから、職場へ行き、みんなに挨拶をし、お世話になっている親戚のうちに、晴れ姿を見せに行きました。 おばは、晴れ姿を見て絶句してくれました。


着物を脱いだら、元の馬鹿娘に・・

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