鹿嶋小旅行

平成12年9月9日

今年の夏の旅行は、私の休みと息子の学習合宿が重なって夏休み中に行けなかったので、9月の土、日にかけて一泊で計画しました。
行き先は、茨城県の鹿嶋市です。鹿島アントラーズと鹿島神宮で有名なところです。宿泊は鹿島ハイツという公共の宿です。
ここは、以前に２回利用したことがあり、様子が分かっているので気が楽です。

午前中に、家事を済ませ、準備を整え、昼食を摂って午後１時頃の出発になりました。旅行に伴って家の中の防虫駆除をするために出発直前にアースレッドを炊きました。これは旅行の時の恒例です。

鹿島までの道のりは約７０ｋｍ、１時間半の移動になります。途中、寄り道をして３時半頃に宿泊先に到着予定です。
2時間半が満理子にとって車椅子に乗っていられる限界なのです。それ以上乗っているとお尻が痛くなってきます。（新しい車椅子の納入が遅れたため）
満理子は鹿島アントラーズのファンだったので、まずクラブハウスへ行き、練習グランドを見ました。
私はアントラーズも好きですが、柏レイソルの方を応援しています。アントラーズのグッズを買おうと思ったのですが、パッとしたものが無いので、何も買わず、練習グランドへ行ったんですが、練習も休みで、選手達の姿はありませんでした。

－－－－－クラブハウスの前－－－－－－－－練習グラウンド－－－－－－－－－－－－－－－鹿島サッカー場－－－－－－－－－

次に、サッカー場に向かいました。サッカー場は２００２年のワールドカップに備えて、大改装中です。そこは、前を通って外から工事の様子を見ただけで、鹿島ハイツに向かいました。

鹿島ハイツには予定通り３時半に到着しました。ここはバリアフリー化で部屋や廊下はもちろん、玄関のポーチにも段差がありません。

部屋は１２畳くらいの洋室と１０畳くらいの和室があり、続き部屋でなくセパレートされています。和室に４人、洋室にはエキストラベッドを組めば３人、合計７人くらい泊まれます。天井が高くてとても開放感があります。
今までに利用した宿泊施設のどこも同じですが、車椅子対応といっても、介護ベッドを設備しているところがありません。
普通のベッドは高さが低いので、介護をするのが非常に困難で、腰を痛めそうです。
車椅子への移動も一人では難しいです。なので、ベッドに横になったら、寝っぱなしの状態になります。
部屋はバス、トイレ付で中は広く、車椅子でも十分利用できます。便器とバスタブのそばにはナースコールも設置されており、安心です。
便器への移動が難しい人は車椅子用のトイレも別にあります。

部屋から中庭に出られます。車椅子が中庭に出るためにスロープも設置されています。庭へ出ると、北浦が一望されます。
２階展望浴場からは湯船に浸かりながらの北浦の眺めは格別です。

中庭

夕食は６時からレストランで摂ります。和食中心の一見豪華なものです。一見と言うのは好みの問題で、肉食の私にはちょっともの足りません。
飲み物類は家から持ち込み、部屋の冷蔵庫で冷やしてあります。ホテル側もそのつもりなのか、冷蔵庫の中は空っぽでどうぞ使ってください状態です。食後部屋に戻って、ゆっくりと家から持ってきた焼酎を飲んでくつろぐ。満理子は９時まで車椅子に座ったまま、テレビを見ながら皆でお喋りを楽しみました。９時に、子供達は和室に行き、ＦＦに没頭する。満理子はベッドに戻り寝る準備をする。

例によって、障害者用のお風呂が無いので、風呂好きの満理子には残念です。
うちのような、全介助の障害者にとっては、物足らない部分が多いのですが、ある程度自分でできる障害だと快適だと思われます。
敷地内には、野球のグラウンドが2面、テニスコート、フットサル場、もちろんサッカーグランドが2面、他にプールと体育館があります。
会社の研修や、運動の合宿には最適です。

平成12年9月10日

朝は習慣で5時に目覚める。ベッドが硬いので、夜中に２回体向をしたが、夕べは１１時には床に入ったので特に寝不足はありません。
子供たちは当分起きそうにも無い。やり始めたＦ．Ｆを進めるために、プレステを持ってきていて、夜中の２時頃までやってたらしいです。
朝食は７時半からなので、周辺を散歩し、その後６時頃に朝風呂へ行く。朝湯、朝酒が大好きなので、風呂上がりにビールを一杯。
満理子が起きたので、オムツ交換をし、朝食までビールを飲みながらテレビを見て時間をつぶす。
7時半に大音量で朝食の準備ができたことの放送があり、さすがに子供たちも目覚めました。
朝食は、レストランでバイキング形式になっています。和食と洋食がありおかずの種類も多いので、好き嫌いの多い人にとってはいいシステムです。
朝食後、帰る準備をだらだらと始める。
どこかを見学していかないと旅行をした気分にならないので、とりあえず鹿島神宮へ寄っていく予定です。
準備が整ったところで、9時半にチェックアウトする。料金は4人で￥３９．０００、－でした。

一路、鹿島神宮へ向かう。約１０分で到着した。時間が時間なので駐車場もすいていた。駐車料金￥２００．－。
雨がパラパラしていましたが、車から降りて歩き始めたら、止んで晴れ間が見えてきました。ラッキー。

1時間ほど境内をぶらぶらして、土産を買い、帰路に就きました。
車に乗って、５分も経たないうちに強い雨が降り出しました。またまた、ラッキー。
１２時頃に無事家に着きました。
満理子をベッドに戻し、落ち着いたところで、満理子に旅行の感想を聞いてみたところ、、旅行に行った記憶が有りません。
どこへ行ったか聞いてみると、病院へ行った、と答えました。
最近はインパクトのある事については記憶力が随分良くなってきたのですが、今回の旅行は満理子にとって余り印象に残らなかったようです。
ちょっと、張り合いの無い結果でしたが、まあ、いいか。