かんぽの宿潮来
のんびりオフ会

平成22年6月23、24日
 ホームページを開設して何度かオフ会を開催し、ネットを通じて知り合った友人と会う機会を作っていましたが、その友人達も生活パターンが変わったり、忙しくなったりして、ここ数年オフ会をしていません。 その友人の中で、最近、「日日是好日・・ゆうこ」さんと会う機会が何度かありました。 ゆうこさんも私も大阪生まれで関東に住んでいるという共通点があり、素の大阪弁でしゃべれて、超辛口のギャグも通じる数少ない友人です。 しかし、お会いしてもお互いの家が遠くゆっくりお話しする時間がありませんでした。 今年の4月に横浜でゆうこさんに会ったとき、今度は泊りがけでゆっくり話をしたいなあって、約束したのです。その後、具体的に話が進み、結局、かんぽの宿 潮来に行くことにしたのです。かんぽの宿はウチは何度か利用しており、どこのかんぽの宿もバリアフリー設備が万全で安価なのを確認しています。 かんぽの宿 潮来はバリアフリー対応室が二部屋あるのと、潮来あやめ祭りが開催中ということで決めました。 

 当日は、朝から大雨! まりこの晴れ女パワーの効果がありません。 最初は、どこか観光してから、宿へ行くつもりでしたが、この雨なので家をゆっくりと出て宿に直行しました。3時半に到着してチェックイン。 
 バリアフリー対応室二部屋のうち、ゆうこさんには天井走行リフトが設置されている部屋を使ってもらうことにしました。 ウチは介護ベッドが完備された高齢者対応室です。 まりこをベッドに寝かせて早速大浴場へ。 今回は大浴場の3つある浴槽のうち2つが工事中で使えないことが事前に知らされていました。 ま、平日で利用客が少なく、1つでも問題ありません。窓からは北浦が一望できる絶景です。 その頃には雨が上がり虹が出たのです。久しぶりに虹を見た。
 お風呂から上がったらゆうこさん一家も宿に到着したというメールが入りました。ゆうこさんの部屋へ行き再会の挨拶をし、早速しばしの歓談。 この宿のいいところは、リフトで浴室やトイレに行けることで、重度障害者が旅先でお風呂に入るのは大変なので今回ぜひ体験してもらいたかったのです。フロントにリフトを依頼すると、しばらくした後にリフトが故障しているとの返事! なんと! せっかく期待していたのにとても残念な結果になってしまいました。たぶんリフトなんて滅多に使われないのでメンテを怠っていたのでしょう。 今回、利用するかもしれないってわかっていたのに、ちょっと怠慢でしたね。 
介護ベッドのある広い部屋 和室もあります 入浴福祉用具が整った浴室 部屋の窓からは北浦が
  6時半にレストランに集合して、お互いの家族の自己紹介を済ませ、早速、豪華ディナーをいただきました。メニューは会員限定の常陸牛ひれステーキと旬の魚ディナーです。次々と運ばれてくるお料理は量も手ごろでおいしく、満足できるものでした。 1泊2食付で9800円は、この内容ではとても安く感じます。 お酒を飲みながら、わいわい騒ぎゆっくりと時間をかけて夕食を楽しみました。とてもいい時間です。 気がつくとラストオーダーの時間になり、今度はゆうこさんの部屋へ河岸を変え、飲みながらたっぷりと談笑しました。 重度障害者家庭どおしなのに、まったくそんな話題も無く、取り留めの無い会話をたっぷりと楽しみました。十分に欲求不満は解消されました。
大浴場から北浦を一望
カメラを向けると親指を立てるのは今回習得した技 勢ぞろいで賑やかやディナー 豪華夕食メニュー

  翌日は昨日と打って変わって、とてもいい天気になりました。まりこの晴れ女パワーの面目躍如です。朝風呂に入り、朝ビールを飲んでのんびり。 時間になり、レストランへ。 朝食はバイキングです。 好きなものを好きなだけ食べられるバイキングは子供達には大人気です。貧乏人の癖で皿に何種類もの料理をとり、飲み物、デザートも何種類も持ってきます。朝からそんなに食えるのか!! しかし、貧乏人パワーでみんな完食です。 たっぷりと動かないと昼飯は食えそうにありません。
 10時にチェックアウトをし、早速潮来名物のあやめ園へ行きました。 健常者は船に乗って十二橋めぐりを楽しみました。 ゆうこさんとまりこと私の3人は、ぶらぶらとあやめ園を散策しました。あやめの時期はもう終わりなのですが、まだ結構咲いていました。 のんびりと歩いて潮来の伊太郎像の前でツーショット。その近くにあるテントの中で船グループが来るまで、今回の一番の目的であるのんびりとおしゃべりを楽しみました。
 その後、昼食を摂って、道の駅へお土産を買い、名残惜しい中、また、どこかへ行く約束をしてゆうこさん一家とお別れして帰りました。
朝食バイキングを完食 水郷船着場 いざ、十二橋めぐりへ のんびりと舟遊び
あやめ園1 あやめ園2 あやめ園3 あやめ園4
写真スライドショー

  気をつかわなくてもいい友人との1泊旅行は、ここんところの生活や活動の中でフラストレーションがいっぱい溜まっていたものが、とても癒されました。 重度障害者家庭はいろいろ大変なところはもちろんありますが、深く語らなくても分かり合える友人が居ることでとても救われます。 私にはそんな友人が何人か居ることが、まりこが大きな障害を持った中で良いことの一つです。

inserted by FC2 system