かんぽの宿あさひ
新たな家族旅行

平成21年10月14日

 昨年の暮れから今年に掛けて家族が増えました。 毎年家族旅行に行っていたのですが、今年は新たな家族を含めて総勢6人3家族で行くことにしました。もっとも、予算に限りがあるので、各家族で割り勘です。
 さて、行き先の選定ですが、以前いわきのかんぽの宿を利用して、バリアフリーが完璧で部屋も介護ベッドやリフトが装備されていたのを思い出し、他のかんぽの宿を検討しました。たまたま、NPO法人活きるのメンバーが夏にかんぽの宿旭を利用して、とても良いところだと聞いていたので、結局旭に決めました。今回は高齢者向けの特別和洋室に4人、6階のツインに2名の予約をしました。話を聞いたところ特別和洋室は1階で海は見えませんとのことです。ま、寝るだけだから良いか。
 さて、あっという間に、旅行日当日になりました。 雨がぱらぱらしていて行楽日和ではありません。この日は行くだけにして観光は翌日にしました。昼食を摂った後、12時半に家を出ました。 成田経由で約70kmの行程です。以前、よく行った懐かしい成田MXランド(今はゴルフ場)付近を通り、3時過ぎに到着しました。息子夫婦は小山市からで、130kmほどあるでしょうか? 朝9時頃に家を出て、最近できた阿見のアウトレットによってきたそうで、ほぼ同時刻に到着し、かんぽの宿旭に全員集合しました。

  

      かんぽの宿 旭の玄関        1階の出っ張っている部屋が泊まった部屋    部屋の間取り(図をクリックすると大きくなります)

 今日は、どこにも行かず、宿でゆっくりとお風呂に入って、酒を飲んでダラダラする予定です。
 まず、特別和洋室の設備を確認。ドアは引き戸です間口もたっぷりでウチの大きな車椅子でも余裕です。はいってすぐ右にクローゼット、その裏には洗面所とトイレ、浴室です。左側に大きな高さ調整できる机のある居間があり、突き当たりは介護ベッドのある洋室、その左に和室です。全く段差がなく部屋の中も車椅子の移動に支障はありません。
居間。高さ調整ができる机 和室から居間を見た 介護ベッドのある洋室 ジャグジー浴槽
  海が見えないと聞いていたのですが、テラスから庭に出ることもできます。そこはコテージエリアになっていてログハウスが10棟建っています。とても、いい雰囲気でリゾート気分です。その向こう側には九十九里浜が続き、太平洋が一望できます。夏なら目の前が海水浴場で水着のまま泳ぎにいけます。
 満理子はお疲れのようなので、介護ベッドに移り一休みです。男どもは早速10階にある展望露天風呂へ行きました。露天風呂からの眺めは最高です。風が強くてちょっと寒い!下の写真は日の出直後の露天風呂からの眺め。ゆっくりと湯船につかり体を温め、疲れを取りました。娘2人は夕食後にお風呂だそうです。昨年までの旅行では、満理子がお風呂に入れないので、娘はいつも1人で入っていたのですが、今回は2人では入れると大喜びです。
 夕食は2階のレストランということでしたが、行ってみると我が家だけ個室に案内され気兼ねなく食事できました。メニューは場所柄、海の幸がずらっと並んでいます。これで、1泊2食、ドリンクつきで10500円は安いです。(季節、曜日によって料金は変化する)
 のんびりと食事を摂った後、部屋に戻り、飲みながら家族団らんいっぱい話をして、ほのぼのとした時を過ごしました。(酔っ払ってあまり覚えてないですが・・)
10階露天風呂からの眺め
介護ベッドで一休み 外はコテージ 個室で夕食 夕食メニュー

  翌日は昨日と打って変わって、快晴で最高の行楽日和になりました。露天風呂から日の出を見ようと思ったのですが、若干寝坊をして6時に起きて風呂へ行きました。上の写真のように最高の眺めと気分です。朝風呂、朝酒は旅行の醍醐味です。今回は運転をしてもらえるために安心して、朝酒、昼酒を堪能できます。そのために、保険の運転者補償年齢の契約変更もしました。
 朝食はレストランでバイキングです。好きなものを好きなだけ食べられるので、ついつい欲張ってちょっと食べすぎです。
 9時半にチェックアウトし、まず、宿のすぐ横にあるパークゴルフ場に行きました。パターゴルフ+ゲートボールのような感じです。残念ながら車椅子は入れないと言うことで、1ラウンドを1時間程度で回れるので、かわいそうでしたが満理子はクラブハウスで待っててもらいました。 初めての人でも簡単にできるスポーツです。スタートホールに行くと、地域の高齢者の方たちでいっぱいです。マイクラブで毎日プレイされているのでしょう。気合が入っています。 私たちは初めてなので懇切丁寧にマナーやルールを教え込まれながらのプレイです。基本はゴルフと同じなので、あまり問題はないと思われます。ただ、観光目的も兼ねるのなら最低限の事を守って、あまり細かいことは気にしないで楽しく廻りたいものです。
 パークゴルフを楽しんだ後、一路銚子観光の定番コースを巡ることにしました。まず向かったのは「地球の丸く見える丘展望館」に行きました。平日なので空いています。エレベーターで展望台へ行くと快晴の中、太平洋が一望できます。水平線は見えますが、丸く見えたかなあ。残念ながら、胸あたりまで壁があるので満理子は海が見えません。
 次に向かったのは、銚子ポートタワーです。着いたのが12時を過ぎていたので、まずは腹ごしらえ。ポートタワーに隣接する「ウオッセ」に行きそこのシーフードレストランで昼食を摂りました。このレストランはテレビでもお馴染みで、もしもツアーズの取材もありました。満理子は大好物の天丼を注文。エビ2匹、大きなアナゴが2切れが乗っていて、とってもおいしかったです。満腹になったところでウオッセのお土産街へ行きお土産を買いました。 その後、元に戻ってパークタワーの展望台へ行きました。この展望台は足元までガラス張りなので車椅子の方も海を見渡せます。 ここでも、ゆっくりと海を眺めゆったりとした時間を過ごしました。
地球の丸く見える丘展望台から180°の眺め
パークゴルフ 地球の丸く見える丘展望 パークタワー 天丼、おいしかった
写真スライドショー
  海とおいしいものを堪能して、3時過ぎに帰路に着きました。初めての大家族での旅行は、にぎやかで楽しく、そして平和な2日間を過ごせました。 満理子が大病を患って大きな障害を背負った不運はありますが、いい家族に恵まれたことに感謝しています。

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