かんぽの宿あさひ
北総の小江戸・佐原散策

平成30年7月4日

 毎年、4月から総会準備などで忙しい時期です。今年は他にもいろいろ重なり多忙を極めることが予想されました。 そこで、少し落ち着く時期の7月はじめに気分転換をかねて旅行を計画したのです。3ヶ月前からかんぽの宿は予約できるので、行き先を検討した結果、孫に海を見せてやりたいことと、東日本大震災で被害のあったかんぽの宿旭に決め予約しました。
 かんぽの宿旭は平成20年に子どもたちがパートナーが決まり新たな家族構成ができた時期に行ったところです。 震災後にどのような変化があるのかも気になるところです。
 いつも通りに満理子はあけぼのでお風呂に入れてもらい、昼食後に迎えに行きました。あけぼののスタッフの皆さんに見送られながらいざ出発。約2時間で旭に到着しました。台風の影響で西日本は大雨で関東も今日、明日は雨の予報です。 晴れ女の満理子はそのパワーを発揮できるでしょうか?

  

 チェックインして指定された部屋は4階です。前回来た時は1階でベランダから裏の海に直接行ける部屋でした。 震災の際、2階まで津波が襲ったそうです。障害者対応室が1階にあると敏速に避難できない障害者は確実に悲惨な結果になるでしょう。 4階だと津波災害時は安心できます。 部屋の構造は以前のほうが広くて快適でしたけど・・・
 そして、以前にあった7棟ほどのコテージがなくなっていました。たぶん、津波で流されたのでしょう・・・
 今の障害者対応室は他のかんぽの宿と同程度の平均的なものです。オーシャンビューは当然、4階のほうがいいです。孫は海を見て大喜びで早速、海まででかけました。
 
介護ベッドが完備 バス、トイレは
手すりやシャワーチェア付き
天井走行リフト
満理子はお疲れのようなので、介護ベッドに移り一休みです。男どもは早速10階にある展望露天風呂へ行きました。露天風呂は風が強くてちょっと寒い! 娘と孫は露天風呂で楽しんだそうです。 孫は風呂で走り回り足を滑らせて転んだそうです。
 夕食は2階のレストラン。 広いスペースのテーブルに案内されてのんびりとディナーを楽しみました。 これで、1泊2食、10500円は安いです。(季節、曜日によって料金は変化する)
 のんびりと食事を摂った後、部屋に戻り、飲みながら家族団らんいっぱい話をして、ほのぼのとした時を過ごしました。
海を見ながらのディナー ビールは必須 はしゃいでます


夕食メニュー・旭プラン
  翌日は降水確率70%、そして西日本は10年に一度のいつでも災害が起こりうる大雨です。 何時も通り5時に目が覚め、外を見ると地面が濡れています。 とりあえず、温泉旅行の定番の朝湯、朝酒!!
 7時半に朝食バイキングです。 かんぽの宿の夕食は豪華で品数が多く、食べ慣れていない我々家族はいつもちょっとうんざり気味です。それより、朝食バイキングをいつも楽しみにしています。 和食、パン食でおかずの種類がいっぱい。 いつも朝食の準備は面倒なのでかなり質素ですが、旅行の朝食は好きな物をいっぱい食べます。 満腹!!!
 10時になりチェックアウト。 空模様は今にも降りそうな感じです。 雨なら成田の航空博物館に行くつもりでしたが、満理子パワーを信じて北総の小江戸、佐原に行くことに決めました。途中、パラパラとしましたが、佐原に着くと雨はやみ、晴れ間も見える暑くない最高の天気になりました。
 何年か前にNPO法人活きるのバスハイクで佐原に来た時は雨だったので、ゆっくりと散策できなかったのです。 今回はそれを実現しに来たのです。 のんびり、ゆっくりとブラブラしました。 孫は好奇心旺盛であちこちウロウロしてます。それに付き合うのも時間に余裕があるからです。 小江戸と言われる古い町並みは車椅子ユーザーにとってかなり移動が大変です。歩道がないのでクルマとのすれ違いは怖いし、古い店に入るのはかなり困難です。 風情をキープするにはやむを得ない事だと思いますが、考える余地はあるんじゃないでしょうか。
 町並みを楽しんだあと、ちょっと豪華なランチです。 古民家を改修したフレンチレストラン夢時庵でコースを堪能しました。メインディッシュは4人バラバラでサーロイン、ブタロース、鶏肉、魚を注文してシェアしながら味を楽しみました。どれも、とても美味しく、これで2500円はリーズナブルです。

 満理子が大病を患って大きな障害を背負った不運はありますが、孫と楽しい旅行ができる、いい家族に恵まれたことに感謝しています。

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