かんぽの宿伊豆高原
関西人オフ会

平成28年3月23日

 「まりこの車いす」サイトを通じて多くの仲間ができました。
 共通の環境の家族が多いのですが、特に仲良くしてもらっている3家族で泊まりがけでオフ会をしようということになり実現しました。
 今回、一緒に行くことになった家族は、奈良のmizumama、三鷹市の日々是好日ゆうこさん、そしてウチの娘夫婦の4家族です。 当事者の3家族は重度の障害を中途で背負った妻を旦那が介護しています。そして、Netti3というノルウェー製の車いすを利用しているという共通点もあります。 少し違うのはmizumamaとゆうこさんは運動機能障害だけで頭脳明晰だけど満理子は高次脳機能障害という認知障害もあります。 強いて言えば前述のお二人は進行性の障害ですが満理子は改善の可能性が少〜しだけあります。みんな、満理子のことを十分理解しながら相手をしてくれます。

 さて、行き先を検討してバリアフリーが整っているかんぽの宿、少しだけ関西に近く季節的なことも考慮して伊豆高原かんぽの宿に決めました。 ここは施設が古くて他のかんぽの宿よりは不便さはあり、シーズンでちょっと高かったけど介護環境はまずまずでした。 

 ゆうこさん家族は22日から2泊でしたがmizumamaとウチは23日から1泊で参加しました。実は私と満理子はNPO法人Reraという災害支援団体からお呼ばれして18日から2泊で石巻の福祉移動支援の講習会に参加し、直後にこのオフ会でした。 満理子の体力的に不安はありましたが、認知症状と記憶障害があるので本人はいたって元気です。

 出発日の水曜日はあけぼので入浴を済ませ、午後一番に取手を出発。 常磐道ー首都高ー東名ー小田原厚木道路ー海岸道路を通って約5時間かけて現地に到着。 200q弱なのに350kmの石巻より時間がかかりました。

 宿に到着後まずは温泉に浸かりリラックス。 レストランに集合してみんなでディナーを楽しみながら再会を喜び、近況を語り合いました。
 食後はゆうこさんの部屋に集まりつもる話をいっぱいしました。時間を気にしないでできる泊まりがけオフ会ならではです! おしゃべりは尽きません。
  
 翌日はみんなで観光を予定していたのですが、霧雨の上にメッチャ寒い! 伊豆なのに!!!  晴れ女の満理子の効能でとりあえず傘は必要ありません。
 まずは近くの城ヶ崎海岸へ行ってみました。
 水平線が見えるはずですが霞んでいて海と空の境がはっきりしません。断崖絶壁はサスペンスで見慣れたシチュエーションです。吊橋は車いすでも大丈夫ということでみんなで渡りました。迫力満点!!

   


 次の予定はシャボテン公園でしたが、行ってみると寒さが増幅していて、冬装束の用意がない人は車から出ることも躊躇します。なので、急遽予定を変更して屋内で楽しめるところを検討しました。案内を見ると、なんとか博物館や資料館がいっぱい! その中で比較的近代的な施設写真の「伊豆高原 象牙と石の彫刻美術館〜ジュエルピア〜」に決めました。
  
 行ってみると比較的新しい施設です。 寒さしのぎとせっかくの伊豆旅行というだけで、あまり期待はしなかったけど、中の展示品は見事なものでした。特に中国の作品は感動しました。 ゲスな考えでいくらで買えるんやろ?? これだけの作品だとメチャ高額やで!! っと関西人の感想です。
思いの外に感動して、近くのドライブインで昼食とおみやげを購入し、惜しみながらみんなと別れて帰路につきました。
 スライドショー 

 みんな、めったに会えないネットの友達だけど、関西人ということもあり、そしてお互いの境遇を理解している気さくな人ばかりで全く肩が凝らない仲間です。次にこのような機会がいつあるかわかりませんが、出来る限り続けたいです。

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