CVポートの設置


平成28年10月25日
 満理子は5度の敗血症を発症しました。 ここ3年で3度も敗血症になり、そのうち2度はショック症状で救急車を呼んだものの、かなり危険な状態でした。 原因は尿路結石による腎盂炎でした。 救急処置では必ず抗生剤の投与と脱水症状の改善が必須です。 そのためには点滴をしなければいけないのですが、満理子の血管は非常に細く通常でも採血が難しいのに、状態が悪いとまったく血管が見つかりません。その都度、万が一のことがあることを言われ恐怖を感じたのでした。
 先月の発熱の際も10箇所くらい針を刺され穴だらけになりました。 そのときの当直の先生からCVポートの設置を勧められました。 この先生は前の救急時にも処置をしてもらい、ご迷惑をかけたのでした。 CVポートを設置することで容易に点滴を入れることができ処置が確実にできることになるそうです。 そこで、主治医の先生に相談し、外科への紹介状を書いていただきました。
今回は胸に留置します これを埋めます 手術直後、結構出血があったそうです
ポート設置前後の注意事項 手術翌日、バイタル正常で笑顔 朝飯も完食!
 今回の処置の説明を受けました。切って異物を体内に埋め込むのでまったく問題ないわけではないけど、比較的、簡単な手術のようです。局部麻酔で1時間ほどの手術だそうです。 手術前に抗生剤投与の点滴を入れるのですが、これまた大変! なかなか血管が見つかりません! ま、だからこの処置を行うんですが・・・ やっと点滴が入ったときは看護師さんたちは大拍手!!
 処置室に入ったのは15時半。 部屋に帰ってきたのは17時半ころでした。 少し、動脈が傷つき出血が多くて処置に時間がかかったそうです。 でも、いくつかのリスクはクリアして無事に戻ってきてくれました。 麻痺側への設置のせいか痛みの訴えもありません。 看護師さんに聞いたら、手術中も先生にしゃべりっぱなしだったそうです。 こりゃ、先生も集中を保つのに大変だったでしょう。
 翌朝、熱もなくご機嫌でした。 感染症も免れたようです。 ま、抗生剤を投与しているので、帰ってから、まだ危険はありますが・・・ 

CVポートカードとブレスレット 常時はめておきます 自分のベッドですぐに爆睡
 たった、1泊入院でしたが、馴染みの病棟で看護師さんたちは満理子の対応を覚えていてくれて、安心してお世話になることができました。
 退院時にCVポートカードとブレスレットを渡されました。 医療従事者に満理子がどのようなCVポートをどの位置に設置してあるかを示すもので、常時携帯するものです。 今後、点滴が入らず命の危険から救われます。処置する医師の負担も大きく軽減されるわけです。 CVポートの寿命は針を刺す回数が2000回なので破損や感染症がなければ半永久的です。3ヶ月に一度、生理塩等によるフラッシングが必要です。これは、定期診察時にやってもらえばいいことです。 ま、初めての経験なので少しづつ調べながらポートと付き合っていきましょう。
 家に帰って、自分のベッドに入ると、すぐに爆睡!! 寝不足だったのでしょう・・・
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今回もタマちゃんにお世話になりました!!

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