久しぶりの大阪
令和5年11月14日
 長いこと大阪の姉と会ってないので、コロナも一応明けたということで大阪へ行こうと思い立ち、季節の良い11月に新幹線を予約しました。確認したらなんと12年大阪へ帰ってないそうです。姉の旦那の葬式以来ということです。母がいないので帰る口実がないからです。
 久しぶりの電車旅行ということで、多くの不安がありました。満理子が大型車椅子なのでN700系の多目的室のチケット手配を旅行センターにお願いしようと思ったのですが、個人の手配ができなくなったとのことで、1回目の挫折。次に取手駅に緑の窓口がなくなったので、ネットで調べたら東京駅で電話予約ができるとの事で東京駅に予約しました。これが間違いのもとです。勝山君に確認したら龍ヶ崎市駅で予約できるとの事。結局東京駅まで切符を買いに行く羽目になったのです。バカでかい東京駅で先ず切符売り場を探すのに時間がかかり、切符売り場では大勢の外人の列で結局買うのに1時間以上かかってしまいました。切符を買うだけでヘトヘト・・・
 いよいよ、大阪行きの準備ですが、荷物はできるだけ持ちたくないので宅配便で姉の家に送りました。中身は取手土産と大量のオムツ。
東京駅までの移動や駅員さんの手配などの時間が読めません。何年か前なら何とでもなるという度胸があったのですが、高齢化に伴い不安がいっぱいです。結局、13時半発に乗るのに、10時に家を出ました。東京駅に着いたのが11時半。かなり余裕があるので、ランチを摂ることにしましたが、どこへ行けばいいのかわかりません。八重洲の地下街をウロウロ。大型車椅子で人込みをよけての介助は大変です。やっと、空席のあるレストランに入ってゆっくりとランチを楽しみました。運転しないので、さっそくビールも! 食事を終え13時に改札を抜け、駅員さんが車いす対応をしてくれました。まだ、早いので車いすユーザー専用の待合室で待機です。広い所で2組の利用でゆったりしました。発車10分前に駅員さんが迎えに来られてホームへ行き、車内対応の女性パーサーに引き継がれました。のぞみ35号に乗り込み多目的室に案内され。ひと段落です。あとは飲んで昼寝して大阪に着くのを待つだけです。大阪直前には先ほどのパーサーが声をかけてくれるので寝過ごすこともないでしょう。
障害者待合室 多目的室 多目的室
 定時に大阪へ着くと、ホームで姉が出迎えてくれました。これからの予定は、予約しているホテル(アパホテル新大阪タワー)へ行きオムツ交換してから姉の家で晩飯です。 さて、新大阪で出口を間違えて目的方向の真逆でホテルまで30分くらいかかったでしょうか。
 今回の帰阪は娘夫婦も行くことになり、あちらは4人家族なので車移動です。夜中に取手を出て、早々に大阪に着いて大阪城など観光して、姉の家で合流する予定です。
 18時に姉の家に到着。娘たちはすでに着いていました。いい時間になりました。姉の娘たちも仕事から帰り全員揃ったところで宴の始まりです。久しぶりの家庭料理をみんなで騒ぎながら楽しみました。姉には小さな子供と縁がないので、孫たちは人気者です。
姉家族 娘家族

 21時ころにお開きにして、ホテルへ向かいました。まず、満理子をベッドにトランスをしてから、そこそこ、酔っていましたがオフロに入って超リラックス。寝るまで飲みながらテレビ見ながら、満理子とおしゃべり(僕にとっては珍しい) 何も考えないで、ゆっくり寝られます!
 大阪二日目。寝坊できるのに、5時前に目が覚めてしまいました。しょうがないから朝風呂に入って朝ビールを飲みながらテレビをつけてまどろみました。満理子はすやすや眠っています。7字になりお腹が空いたので、満理子を起こして32階にあるレストランへ。お天気がよく、大阪が一望できて見晴らしが最高です。朝食はバイキングです。なんと1800円! 朝からそんなに食えません。色々おかずはあるものの、やっぱりさっぱりした朝食になってしまい元は取れません。部屋に戻って、二人ともベッドに入って少し眠りました。10時に姉が迎えに来るので、出かける用意をして、満理子を車椅子にトランスする際、腰を少しい痛めてしまいました。ベッドが低く、部屋も狭いのでちょっと無理をしてしまったのです。慎重さに欠けてました。
32階レストランで朝食 ホテルのベッド

 今日の予定は大阪城へ行きます。子供の頃から大阪城大好きで、帰阪したらかならず行くんです。大阪環状線で大阪城公園駅から行くことにしました。大阪にいる頃にはなかった駅です。その頃の駅周辺は工場などがあって殺風景なところでした。駅につくと景色が一変されていて、近代的でお店や展示館など公園施設がいっぱい建っていました。腰が痛いこともあって、ゆっくりのんびり景色を楽しみながら天守閣まで向かいます。途中、いくつかの急坂があり車椅子の取っ手は難関です。満理子の車椅子は電動ユニットを付けているので問題はありませんが、自走の方は登れないでしょう。幸い、車椅子ユーザーは見かけまえんでした。平日のせいか、それほど混んでません。ただ、観光客はほとんど外人です。天守閣の周囲をブラブラして、快晴でとても気持ちがいいです。途中にある歴史的な建物は市立博物館でしたが今は建物は以前のままでミライザと名前を変え近代的な施設になっていました。 帰りは天満橋に向かいました。途中に長いダラダラ坂があり、車椅子の方が苦戦して登っていたら、若い女性がさっと声をかけて介助している姿を見て、嬉しくなりました。大阪人は人懐っこくておせっかいな方が多く、車椅子ユーザーに気軽に声をかけて手伝ってくれます。以前、大阪に来たときは車椅子仲間3人でウロウロしてたら、度々声をかけられ、道案内してくれたり、エレベーターを教えてくれたり、ありがたかったけど、ちょっとうざい気持ちなったのを思い出しました。そして、今回は多くの外人と接することがあったのですが、外人さんは車椅子ファーストに徹していましたね。エレベーターに並んでも、みんな先に譲ってくれたし、笑顔も多かったです。文化やなあ。

 大阪城を出て昼食を摂りに天満橋のマーチャンダイズマートビルへ(元大阪で一番高いビルだった)うどんを食べたかったけど、なかったのでお好み焼きへ。ランチタイムだったので定食(お好み焼き定食はご飯付き!)しかなかったけど、ご飯抜きでビールを注文しました。お腹がイッパイになってしまったのでディナーに向けて、少し歩こうと北浜まで散策しました。とりあえず、一旦姉の家へ行き、おむつ交換をしました。なんと、姉の家には介護ベッドがあったのです。知ってたらホテルに泊まらなかったのに! ただ、狭い廊下から寝室に入るのがギリギリでした。でも、入れたので介護ベッドへのトランスはギックリ腰でも全く問題なしです。(ぎっくり腰でもトランスができる技術は活きるの楽ちん介護で学んでください)
 夕食はヒルトンホテルのバイキングを予約しているとのことで、娘家族、姉家族がホテルで全員集合して最後の晩餐です。慣れない一流ホテルのバイキングでアタフタです。なんとか元をとろうと貧乏性で頑張ったけど、つい飲む方に力を入れて高級料理はあまり食べられなかったです。孫が一人でミニトマトを50個くらい食ったくらいです。

 最後の日は、新幹線は13時半に新大阪発です。姉と11時ころに駅に行って早昼を摂りました。大阪最後の食事は串かつ屋で飲みながらゆっくりと堪能しました。13時に姉に見送られてホームへ。帰りも駅員さんの対応で問題なしです。快晴で車窓からの長めもよく富士山を拝めて旅気分!東京駅について、常磐線に乗るまで対抗してくれた女性駅員(JRじゃなくて下請けだって)と話が弾んで、SNS交換までしました。

 5時半に帰宅。満理子は定位置のベッドに収まりました。疲れているはずなのに、障がいのせいで疲労感がないみたいです。急に思い立った12年ぶりの大阪は、いい時間を過ごせました。車椅子移動はなかなか時間を有効に使えないので、残念ながら友達や親戚と会う時間がなかったのは残念です。久しぶりの電車旅行は、不安もあったりでヘトヘトでした。少し、慣れたので近いうちにまたどこかへ行きたいです

 

ヒルトンのツリー前
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